2023-10-04ぬいぐるみは高齢者の心身にどんな効果がある?メンタルケアになる?

2023-10-04ぬいぐるみは高齢者の心身にどんな効果がある?メンタルケアになる?

2023.10.04更新

ぬいぐるみは高齢者の心身にどんな効果がある?メンタルケアになる?


ぬいぐるみは、お子さんだけではなく、高齢者にとってもメンタルケアの効果が期待できます。
ぬいぐるみを購入する際には、どのような種類があるのかを知って、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
そこで本記事では、ぬいぐるみの効果やぬいぐるみの種類、選ぶ際のポイントをご紹介します。
そのほか、ぬいぐるみを使用するときの注意点もお伝えするので、両親や祖父母に向けてプレゼントしたい方などはぜひ参考にしてください。

ぬいぐるみの効果

高齢者にとって、ぬいぐるみがどのような効果があるのかご存じでしょうか。
ここでは、ぬいぐるみの効果を5つご紹介します。

リラックス効果

やわらかくて触り心地がよいぬいぐるみは、触れたり抱きしめたりすることで、リラックス効果が期待できます。
ペットのように動くこともないので、自分の好きな力加減で抱きしめられる点がメリットです。
ぬいぐるみを抱きながら寝ることで、リラックスした状態で入眠できるでしょう。
ぬいぐるみがない場合と比べると、ぬいぐるみがあったほうが寝つきがよいといわれています。
その結果、睡眠の質が上がり、ぐっすり眠れる効果が期待できます。

虚無感に襲われているため

孤独を感じる理由のひとつが、虚無感です。
恋人に別れを告げられたり、親しかった友人と絶交したりすると、この世に自分を好いてくれる人はひとりもいなくなってしまったような虚しい気持ちに襲われる人は多いでしょう。
別れた人とのよい思い出が多ければ多いほど、一緒にいた年月が長ければ長いほど、強い虚無感を感じるものです。

精神安定

ぬいぐるみは、安心感をもたらし精神を安定させる効果があるでしょう。
幼少期に抱いていたぬいぐるみとの結びつきを思い出させることで、癒しや安心感が湧くと考えられます。
不安や寂しい気持ちが軽減され、その結果精神安定へとつながります。
精神的な安定は、うつ病や不安障害、ストレス関連の障害などの精神的な健康問題を予防、または軽減できるでしょう。
ぬいぐるみによって精神が安定されれば、心の健康だけではなく、体の健康にもつながる可能性があります。

ストレスの軽減

ぬいぐるみに癒しを求めたり安心感を抱いたりすることで、ストレス軽減にもなります。
ストレスが軽減されれば、不安やうつ症状の改善、良質な睡眠、ワークライフバランスの維持などにつながるでしょう。
言葉を発さないぬいぐるみだからこそ、仕事や家事、育児などの人には話しづらい愚痴をぶつけやすいです。
本音を言葉にして発することで、人に話した気になりすっきりするでしょう。
また、ストレスをため込まないことは仕事のパフォーマンス向上にもつながります。
ストレスが原因でイライラしたり悲しい気持ちになったりするのを防げるので、感情に振り回されることなく仕事に集中できるでしょう。

孤独感の解消

ぬいぐるみは存在感があるので、孤独感の解消の効果が期待できます。
高齢者になると、お子さんが自立し家でひとりや夫婦で過ごすことも増えるでしょう。
ぬいぐるみの存在は、家族の代わりにもなり、寂しい気持ちを打ち消してくれる可能性があります。
ぬいぐるみは、ペットの代わりにもおすすめです。
ぬいぐるみとペットとの共通点は、モフモフした感触やサイズ感、かわいらしい見た目などです。
高齢者でペットのお世話ができるか不安な方は、代わりにぬいぐるみを購入するとよいでしょう。
また孤独感の解消は、気分が晴れたり、プラス思考が増えたりすることにつながります。
両親や祖父母の精神的な健康を心配している方は、ぬいぐるみをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

コミュニケーション能力の向上

おしゃべり機能が備わったぬいぐるみは、コミュニケーション能力の向上につながります。
コミュニケーションが不慣れな方でも、ぬいぐるみが相手なら気軽に話しかけやすいでしょう。
ぬいぐるみとの擬似的なコミュニケーションをきっかけに、近所の方とのコミュニケーションに発展する可能性があります。
ほかの方とのコミュニケーションは、高齢者によって活力が湧いたり、精神的充足感を得られるでしょう。

ぬいぐるみの代表的な種類

ぬいぐるみにはさまざまな種類があり、どれを選べばよいか、どれをプレゼントすればよいか迷っている方がいるでしょう。
ここでは、ぬいぐるみの代表的な種類を6つご紹介します。

人型

人型のぬいぐるみは、親近感の湧くフォルムが特徴です。
お子さんやお孫さんが自立した高齢者にとって、人型のぬいぐるみは子どもや孫の代わりとなるケースがあります。
家族と離れて暮らす両親や祖父母がいる場合は、お子さんやお孫さんに似たぬいぐるみをプレゼントするとよいでしょう。
人型のぬいぐるみといっても、髪型や服装、表情などバリエーションが豊富です。
なかには着せ替えができるものや、ネックレスや髪飾りなどのアクセサリーが付けられるものなどがあり、人型のぬいぐるみならではの楽しみ方があります。

猫型

猫型のぬいぐるみは、ペットに猫を飼いたいけど、飼い主の高齢や猫アレルギーなどが原因で飼えない方におすすめです。
猫型のぬいぐるみといっても、四つ足で自立するタイプや座るタイプなど種類はさまざまです。
また、白猫や黒猫、三毛猫などカラーバリエーションもたくさんあります。
瞳が真っ黒のものもあれば、緑色や黄色がかったものもあり、リアルな猫を再現したぬいぐるみもおすすめです。

犬型

犬型のぬいぐるみは、猫型のぬいぐるみと同じように、犬を飼いたいけど住宅環境や高齢、アレルギーなどで飼えない方に適しています。
小型犬や中型犬、大型犬と大きさのバリエーションが豊富です。
また、柴犬やトイプードル、チワワ、パグなど犬種もさまざまです。
犬種によって、毛の色や長さ、耳の形や大きさ、全体的な大きさなどが異なります。
犬型のぬいぐるみを選ぶ際には、本当に犬を飼うならどの犬種がよいかを考えるとよいでしょう。

くま型

くま型のぬいぐるみは、テディベアとも呼ばれています。
顔や鼻、耳など全体的に丸みを帯びたフォルムが人気であり、小さいお子さんから高齢者までおすすめです。
優しい表情をしたものが多く、癒しや安心感を覚えるでしょう。
くま型のぬいぐるみのなかには、人の身長を超えるビッグサイズのものがあります。
存在感があるだけではなく、大きく手を回してハグできるため、孤独感の解消につながる効果が期待できるでしょう。

うさぎ型

うさぎ型のぬいぐるみは、大きな耳とふわふわした毛並みが特徴です。
うさぎはペットとして飼われることが多く、ぬいぐるみは幅広い世代に人気があります。
主に、耳が立っているタイプと、垂れ耳タイプの2種類に分けられます。
また、耳の中が花柄であったり、足の裏がチェック模様になっていたりとデザインが豊富です。
服やバッグなどをオプションで付けられるものもあるため、気分を変えたい方はそのようなうさぎ型のぬいぐるみを選ぶとよいでしょう。

その他

ぬいぐるみの種類は、人型や猫型などのほかに、さる型やパンダ型、羊型、カワウソ型、リス型などがあります。
基本的には、動物園にいる生き物たちがぬいぐるみのモデルとなっているケースが多く、動物園や水族館などのお土産屋で売られているのをよく見かけるでしょう。
動物のぬいぐるみ以外に、人気アニメのキャラクターのぬいぐるみもあります。
おしゃべり機能が備わっていれば、キャラクターの声で反応するため、楽しみ方が広がります。

ぬいぐるみを使用する際の注意点

高齢者がぬいぐるみを使用する際、ぬいぐるみを失ったときにペットロスと同じようなショックを受けてしまう恐れがあるので注意しましょう。
ぬいぐるみを使用している期間が長ければ長いほど、愛着が湧いてペットロスのリスクが高まってしまいます。
ぬいぐるみは、どれだけ大切に保管していても、経年劣化などにより故障するケースがあります。
ぬいぐるみを急に失わないように、万が一故障したときの修理先を確認しておくことがおすすめです。
修理期間中にぬいぐるみが手元にないことで心が落ち込む恐れがあるため、あらかじめ数体のぬいぐるみを使用するとよいでしょう。
またおしゃべりしたり動いたりするぬいぐるみの場合、予備の電池を準備しておくことをおすすめします。

ぬいぐるみを選ぶ際のポイント

高齢者がぬいぐるみを使用する場合、どのようなものを選ぶべきか迷う方もいるでしょう。
ここでは、高齢者向けのぬいぐるみを選ぶ際のポイントを4つご紹介します。

デザイン

ぬいぐるみは、色や大きさだけではなく、表情や毛並み、全身のバランスなどが異なります。
使用する方が気に入るデザインのぬいぐるみであれば、すぐに愛着が湧くことでしょう。
かわいさを重視するなら、顔の形や左右のバランスが整っているぬいぐるみがおすすめです。
比較的明るい表情をしたぬいぐるみが人気であり、不安やうつ症状の軽減などの効果が期待できます。

おしゃべりできる内容

高齢者向けのぬいぐるみは、おしゃべり機能が備わっているものが多いです。
おはようやこんにちはなどの挨拶ができるか、名前を呼ぶと反応するかなど、おしゃべりできる内容を確認しましょう。
また、おしゃべりするときの声の質感や高さなど、使用する方にとって心地よいものを選ぶことがポイントです。
ペットを飼いたい方には動物の鳴き声が搭載されたもの、お孫さんと離れて暮らしている方には子どもの声が搭載されたものが適しているでしょう。

使いやすさ

ぬいぐるみを長期間使用することを考えると、使いやすさを重視することが大切です。
たとえば、高齢者でも簡単に操作できるか、汚れても簡単にお手入れができるか、などのポイントを確認しましょう。
おしゃべりするぬいぐるみを選ぶ際は、ワンアクションで会話をはじめられるものがおすすめです。
複雑な操作が必要である場合、ぬいぐるみを使用するのが面倒になり、おしゃべり機能を使用する機会が自然と減ってしまうでしょう。

価格

おしゃべり機能が備わったぬいぐるみの価格の相場は、1,000円台〜20,000円台と幅広いです。
比較的安価なぬいぐるみは、搭載された歌をうたったり、声真似をしたりするものが多いです。
一方で高価なぬいぐるみは、発する言葉のバリエーションが豊富である傾向にあります。
価格を抑えながらも機能性を重視したい方は、10,000円前後のぬいぐるみがおすすめです。
予算が10,000円前後だと、機能性に妥協することなく、気に入ったデザインのぬいぐるみが手に入るでしょう。
ぬいぐるみが高齢者のメンタルケアに与える効果について詳しくお伝えしましたが、こちらでは、ペットの代わりにぬいぐるみを選ぶメリットに焦点を当てて解説しまので、あわせてご覧ください。

まとめ

ぬいぐるみは、高齢者にとって精神安定や孤独感の解消、コミュニケーション能力の向上などさまざまな効果が期待できます。
ぬいぐるみは、ペットのようにお世話が必要であったり、毛が抜け落ちたりしないので、飼い主の高齢でペットが飼えない場合にもおすすめです。
ただし、愛着が湧けば湧くほど、失ったときにペットロスと同じようなショックを受けてしまう恐れがありますので、万が一故障したときの修理先を確認しておきましょう。
また、おしゃべり人形パートナーシリーズでは、猫型のぬいぐるみである「おしゃべり人形ミミコ」を扱っています。
実際に子どもや猫の声を搭載しており、リアルなコミュニケーションが楽しめます。
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